理論社

第13回

2020.10.30更新

自分の道を見つけたい! 第13回 G1さん篇1

中学3年間、学校に行かず、勉強もしなかった日々
ピュアな憧れを追いかける生き方とは?

今回からはハーモニィカレッジ編の第4回に、G1という名(中学生時代のあだ名)で大堀さんのお話に登場した方にお話をうかがいます。
G1さんは中学校に入学して数日で不登校になり、その後も学校にはほとんど通わず、鳥取の寄宿型のフリースクール、ハーモニィカレッジにて中学生時代の3年間、親もとを離れて過ごします。
ハーモニィカレッジについては、ぜひ「ハーモニィカレッジ編」をご一読ください。

G1とは、日本ダービーなど競馬の最高グレードである「グレート1」のレースのことで、「ジーワン」と読みます。G1さんのあだ名はそのG1レースから取られていて、競馬ゲームが大好きだったことからこのあだ名が付いたとのことです。

G1さんは現在は、小学生の時にテレビやゲームを通じて夢中になった競馬の世界で、競走馬の育成を担う騎乗者(ライダーという)として働いており、自分の育成牧場を持ち、独立開業しています。
競馬にはレースで馬に乗る騎手(ジョッキー)の他にも、レースで勝てるようにサラブレッドをトレーニングする仕事を担う人たちがさまざまに関わっています。G1さんの仕事は、野球でいえばバッティングコーチのような、アスリートを育てる仕事、という感じでしょうか。

中学生時代は不登校児となり、ごく一般的な社会からはドロップアウトしたといえるG1さんですが、現在はこども時代の夢をそのまま追いかけて生きているように見えます。
思春期の不登校時代に、どんなことを感じていたのか、どんなふうに世界が見えていたのかを聞いてみたくて、北海道のG1さんのところにおじゃましてきました。

登場人物

G1さん

G1さん

中学校入学早々に不登校になり、中学校時代の3年間を寄宿塾・ハーモニィカレッジで過ごす。小学生のときに競馬に夢中になり、憧れを追いかけつづけ、北海道の競走馬育成会社に就職。その後フリーの競走馬育成騎乗者を経て、競走馬育成会社を設立。競走馬を預かり育成している。

 
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