花に風

夏帆(かほ)は小学校4年生。最近、いけばな教室に通いはじめた。いけばなは楽しいけれど、教室にはちょっと苦手な6年生のせんぱいがいる。夏帆はせんぱいから、花のいけ方を修正され、教室での態度がよくないと注意され、なんだか面白くない。そのころ、夏帆の両親も、仕事上のパワハラをうけていた。夏帆ははじめて上下関係のむずかしさを経験しながらも、いけばなを通して、新しい仲間と、新しいアイデアでつながっていく。初の“ハラスメント児童小説”!?

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見開きイメージ
- シリーズ
- ★児童文学
- 対象
- 高学年~
- 作者名
- 吉野万理子
- 絵
- あわい
- 価格
- 1,760円 (本体1,600円 + 税10%)
- ISBN
- 978-4-652-20724-6
- サイズ
- B6判
- 発行
- 2025年11月
- ページ数
- 208ページ
- NDC
- 913
編集者コメント
「花に風」には、いいことにジャマが入ってしまうという意味があります。いけばな教室はすごく楽しいけれど、ちょっとイヤなせんぱいがいるーー小学生が初めて経験する上下関係のむずかしさに、まっすぐ向き合った物語です。