ラナと竜の方舟 沙漠の空に歌え
気がついたら、沙漠の町の前に立っていたラナ。隣にいた男の子ジャミルは「竜に乗って空を飛んできた」と言いますが、ラナは、いつ、どうやって来たのか覚えがありません。
その町は、沙漠のオアシスだったのが、いまでは人には見えない〈蜃気楼の町〉になっていました。竜は、いのちの危険にさらされている子どもを救いだして連れてきていたのです。
故郷から逃げ出そうとしていた自分も、危ないところを助けられたのでしょうか? そうだとしても、これからどうすればいいの? どこへ行けばいいの? どう生きていきたいのか、ラナは自問します。
イランやトルコなどの中近東に造詣の深い著者が、死の危険と隣り合わせの子ども達への思いをこめて綴った、方舟の町を舞台にした物語。
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見開きイメージ
- シリーズ
- ★児童文学
- 対象
- 高学年~
- 作者名
- 新藤悦子
- 絵
- 佐竹美保
- 価格
- 1,760円 (本体1,600円 + 税10%)
- ISBN
- 978-4-652-20617-1
- サイズ
- A5変型判
- 発行
- 2024年04月
- ページ数
- 191ページ
- NDC
- 913
編集者コメント
この世界に重なっている竜の世界。これは遠い世界の出来事ではなく、今の時代に生きる生身の子どもたちを描いたファンタジーです。